まとめ

「かしこく優しい子を育てるために」、いくつかの提案をさせていただきましたが他にもっとあると思います。

スポーツもいいでしょう。
体力が向上するだけでなく、よい意味での競争心、目標に向かって努力することが養われます。
今回は特に「童謡・絵本」について詳しく書かせていただきました。

童謡を聴いたり歌ったり絵本の読み聞かせをすることは一見ただの趣味のように見えます。

「他にもっと役に立つことをすればいいのに」という意見もあることでしょう。

学習教室に行ったり、珠算や英会話や水泳を習ったりしてるお子さんもいらっしゃることと思います。

「ゆっくり絵本を読む時間などない」とお悩みの方もいらっしゃるでしょうが、一日5分でもいいのです。
ぜひ、絵本、童謡を取り入れてください。

本当に頭のいい子というのは、たとえ自分が間違っていたとしても素直にその非を認め、謝ることができ、それを改めることができます。
そしてさらにその人格を高めて、周りから信頼される人間となっていくのです。

スポーツや実用的な習い事に加えて本が好きな子どもになるなんて、まさに文武両道!

中にはどうしても複雑な友達関係から抜け出せない場合もあるかもしれません。
そんなときにも本は友達です。
本を読んでいるときは何にでもなれるのです。
お姫様でも王様でも革命の闘士でも。
想像の翼を広げて自分の時間を作れるはずです。

本好きな子どもは一人の時間を大切にできる力がつきます。

今はゲームでさえも一人で出来ないようになっていますよね。
先日なくなった淡路恵子さんはゲーム好きで有名ですが「ゲームくらい一人でやりたいわ」という言葉を残しています。

誰かとつながってないと不安な今の子どもたち。
ひとりでいることを恐れない強さを育てるためにも童謡・絵本に親しむことはとても大事なことです。

その強さが「かしこく優しい子」であると思います。

大人は手抜きをしないで、いい子に育てていきましょう。

 

絵本

絵本の選び方として一般的に、奥付を見て、版を重ねていればいるほど長く読み継がれている作品なので目安になるといわれています。

奥付というのは、本の裏表紙に近いページにある、

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  書  名
  著者名

1964年10月10日初版発行
2014年3月30日第50版発行

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と印刷されてるアレです。

絵本は本当にたくさん出ているので、実際に書店や図書館に出向き、手にとって自分の好みに合うものからさがすことをオススメしますが、乳幼児期に限っては、色味がはっきりした絵本がいいと思います。

・プルーナのうさこちゃんシリーズ(福音館書店)
・あかまるちゃんとくろまるちゃん(ひさかたチャイルド)
・くだもの(福音館書店)
など、これらの絵本はまだ視覚が大人みたいに発達していない赤ちゃんの目にちょうどいいです。
言葉も少ないので純粋に絵を見て楽しむ絵本です。
これをお子さんが飽きるまで読んであげるといいですよ♪
さて、ここでひとつお話したいことがあります。
ときどき聴く話なんですが
「どうせ子どもが破ったりするんだから高い絵本はもったいない。幼児向けの雑誌でいいじゃない、どんだけ破られてもいいし」という方がいらっしゃいます。

確かに雑誌には子どものすきなアニメやヒーローが載っていたり、新進気鋭の作家の作品も載っていたりして楽しいものです。またお値段も手ごろなので「いくら破られてもいい」という気持ちもわかります。

ですがこの「破られてもいい」という気持ちのまま大きくなる、これはどうでしょう…

高い絵本を大切に扱いながら読む、破れても修理をしながら大事に使う、こういう姿勢も貴重だと思います。

これは筆者の場合ですが
子どもが絵本を破ったことがありました。
当時まだ一才半くらいだったと思います。
筆者は「あああ、絵本破っちゃったの?絵本さんかわいそう、お直ししてあげようね」と
子どもの目の前でテープで修理しました。
1歳の赤ちゃんでしたがそれ以来本を破ったことがありません。

でも、雑誌も楽しいので、雑誌と絵本と使い分けをしてみるというのもいいかもしれませんね。

 

 

 

童謡と絵本

ココから先は赤ちゃんが生まれてから、あるいは幼児以降のお子さんに共通のお話です。
お子さんと向き合うのに「遅すぎる」ということはありません。
思い立ったらすぐに始めてみましょう。
…と、いうことでまずオススメするのは「童謡」と「絵本の読み聞かせ」です。

 童謡も絵本も美しい日本語で書かれています。これを子どものやわらかい脳にインプットすることで語彙が豊富で表現の豊かな人格が形成されるのです。コミュニケーションというものは言葉でするものですから相手に対して言葉を選ぶ作業は大事です。それが「かしこく優しい子ども」につながっていくのです。

「歌のお姉さんみたいに上手に歌えません」
「アナウンサーや声優のように読めません」
そんな心配は要りません。
確かにテレビ、DVD、など映像や音楽などすばらしい作品はたくさんあります。
でも、お母さんの肉声で歌ってもらった曲、読んでもらったお話はお子さんに直接染み渡るなによりも素敵な心の栄養です。

大きくなったときに
「小さいときお母さんが本を読んでくれた、よく歌を歌ってくれた」というのはとっても自慢できることなんですよ。
子どもが自慢してくれるお母さん、素敵ですよね。
そしてここが大事なところなんですが、というのはやっぱり面倒くさいからなかなか実行できないんですが
「こどもさんからせがまれたら同じ絵本、同じ曲でも何回でも読んであげる、歌ってあげる」こと。

子どもは気に入ったものは「もっかい!もっかい!」と何度でもせがみます。
そこで「今読んだばかりでしょう」と止めてはダメです。
何度でも何度でも読んであげるうちに、まだ字も読めない小さい子が、お母さんが読んでくれたものを覚えて暗誦しちゃうんですよ!
歌も同じです。歌詞も何もみないで歌っちゃうんです!

想像してみてください。
そのとききっとお母さんは大喜びしてるはずです。

周りの人も「この子、字が読めるの?」なんてびっくりします。

そのときはまだただ暗誦してるだけなんですけど、字を読む土台になっているんですよ。
お子さんと二人でいる時間は長い長い人生の中でわずか数年。
この数年のすごし方がお子さんがかしこい優しい子に育つかどうかの鍵になります。

2013年4月に実施された全国学力テストでは、親が読み聞かせを行っている家庭の子どもは学力が高いという文部科学省の分析もあります。学力だけで子どもの資質を測るわけではないですが、一つの目安にはなりますね。♪